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M-1グランプリ2010の感想など

M-1グランプリ | 2010年12月27日 |

まずは優勝おめでとうございます。
お疲れさまでした。

9年間も優勝候補に挙げられ続けるという、
尋常でないプレッシャーに耐えながら面白いネタを作り続ける事は、
我々凡人からは想像もつかないような厳しい体験だったろうと思われます。

ただ浮き沈みの激しい芸能界の中にあって
10年近くも(!)M-1グランプリの決勝に出場し続けたという事実こそが、
笑い飯の本当の実力を表しているのではないでしょうか。
一ファンとしてはM-1グランプリでの優勝よりも、
そちらをより誇らしく思っております。

■M-1グランプリの終了について
かつての漫才ブームが同時代の人々に大きな影響を与えたように、
M-1グランプリという大会から我々は大きな影響を受けました。
単なる漫才コンテストという枠を超え
多くのファンや芸人を巻き込みながら「M-1世代」というものを作り出した功績は、
非常に大きかったのではないかと考えます。

テレビというメディアそのものが衰退の途についている現在、
十数年先に果たして今のような芸能やお笑いの形が残っているかどうかは
全く予想もつきませんが、
M-1グランプリをリアルタイムに体験出来た事については、
後々まで子や孫に自慢出来る経験であろうと信じています。

10年間、本当にありがとうございました。

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■M-1グランプリ2010 総括
全体的に低調だったと思います。印象に残ったネタも少なかった。
今年が最後という事で、何か緊張の糸が途切れてしまったかのような印象も受けました。

ただスリムクラブは化け物でした。。。
こういった異形の才が突如現れたりするところが、
M-1の醍醐味なのではないかと思います。

「、、、どうにかなりませんか?」
「、、、民主党のことですか?」
には本当に大笑いしてしまいました。

笑い飯の「小銭の神様」は
神様が突然大阪のおっさんに豹変するあたりで客をつかみかけたのに、
その後トーンダウンしてしまいましたね。残念です。
あのまま「大阪のおっさん化した神様」と、「小銭で困ってる大阪のおっさん」同士でえげつないボケ合いをかまし続けていたら面白かったのになー、
…とちょっと思いました。

以上

文責:管理人(ハエ)